なぜ女性に冷え性が多いかと言えば、男性よりも筋肉量が少なく脂肪が多いからです。
筋肉には体温を保持する役割があり、筋肉が少ない傾向にある女性の身体が冷えやすいという訳です。
反対に脂肪には、一度冷えてしまうと再度温まるのが困難という性質を持ちます。
また女性の腹部には卵巣・子宮といった重要な器官があり、腹部の血流が悪くなりがちです。
すなわち内臓が冷えることで、連動して身体全体も冷えるという訳です。
さらに月経時には血液不足になり、手足など末梢神経にまで行き渡りにくくなります。
ホルモンバランスが変化すると同時に自律神経の乱れが起こり、さらに冷えるというメカニズムです。
更年期の女性に冷え性が多くなりがちなのも、このあたりが理由として関与しています。
日常的な行動に潜む原因としては、寒い季節のスカート着用が挙げられます。
下半身が冷えることで、全身に熱が回らなくなっているという仕組みです。
他にも締め付ける下着・衣類に関しても、同様に症状を促してしまいます。
なぜかここ数年で急に身体が冷えがちになったという方は、原因に心当たりがないか考えてみましょう。