閉経前後の10年間すなわち40歳を過ぎた頃から現れ始めると言われる更年期障害ですが、近年では20代後半から30代の若い女性にも更年期障害のような症状が見られるようになっています。
のぼせ・火照りや動悸息切れ、異常な発汗や血圧に加えて頭痛・倦怠感といった症状が代表的です。
更年期障害の原因は、卵巣の老化によって発生する女性ホルモンの減少です。
しかし若年性の更年期障害に関しては、ホルモンの減少だけでなく過度なダイエット・ストレスや睡眠不足、不規則な食生活なども原因となり得ます。
いわゆる不摂生の状態が続いた結果、ホルモンバランスが崩れることにより若年性更年期障害が発症すると考えられています。
加えて初潮の低年齢化にともなう、早期の閉経も原因の1つです。
予防策として挙げられるのは、生活習慣の改善です。
ストレスを溜めないよう、職場や人間関係の改善を図ることも大切になります。
運動不足の解消やストレスの発散、タバコやアルコールを控えるといった方法も有効です。